世界のカレーから - イギリス編 -
今回は世界のカレー事情 - イギリス編 - についてお話しようと思います。欧風カレー、という言葉をよく聞きます。
とろーっとしたカレーは日本でもおなじみのカレーですよね。
カレー粉を日本に伝えたというのも有名な話です。
そんなイギリスのカレー事情はどのようになっているのでしょう?
イギリスにも日本のようにたくさんのカレー屋が軒を連ねています。
ただ、その多くはインドカレースタイルのお店なのです。
使う具材はチキンが好まれます。
酒の後はラーメンならぬカレーを食べるという文化もあるとか。
なので、イギリスで本場の欧風カレーを!とはいかないのですね。
日本にカレーを伝えたのはイギリスなのに、欧風カレーはない?
では何故とろーっとしたタイプのカレーを欧風カレーというのでしょう?
これにはイギリス海軍の食事に理由があるのです。
イギリス海軍が航行中にシチューを出そうとしていました。
しかし、シチューに使う牛乳は日持ちしません。
そのため、日持ちのするカレー粉を入れてスパイシーなシチューを作りました。
それを見た日本の海軍がこれを取り入れ、カレーとして食べました。
この食事を食べた海軍の兵隊が帰還し、日本にカレー料理が普及しました。
イギリス由来の食事の為「欧風カレー」という名がついたといわれています。
日本でいう欧風カレーはこういう風に生まれたのですね。
2012-06-15 18:05
コラム
|